歩行は認知機能の衰え予防に効果的!
アセチルコリン神経を活性化させる!
よくウォーキングをする人は認知症になりにくいことが、最近の研究によって判明しました。ウォーキングは、脳にあるアセチルコリン神経を活性化して、大脳皮質の血流や海馬を増やすのではないかと考えられています。これを聞いて、たくさん歩けば歩くほど体にいいと思っている方もいることでしょう。しかし、過剰な運動は免疫力の低下を招き、活性酸素を増加させて老化を早めてしまうといわれています。身体の限界を超えた運動は、疲労や怪我、病気のもとになってしまうことさえあります。
認知機能の衰え予防を目的としてウォーキングを始めるのであれば、適切な「運動量」と「歩数」が重要になります。1日5千歩以上の血圧を上げ過ぎない「早歩き」が最適といわれています。初心者の方であれば、1日30分以上の無理のないウォーキングを週3回程度取り入れるところから始めてみましょう。雨の日などの歩行が困難な場合には、関節を動かしたり皮膚をブラシでゆっくりと擦る軽い刺激を与えるだけでも、アセチルコリン神経は活性化するとされます。