もの忘れが多いのは認知症だから?
もの忘れ=認知症ではありません!
もの忘れが多いと、「もしかして認知症…?」と不安になることがあると思います。もの忘れは、脳の老化によって現れることもあります。歳を重ねると体力が落ちるように、脳の機能も低下していきます。もの忘れが増えるのは、ある程度は避けられないのが現状です。
では、認知症のもの忘れとは一体どのような症状なのでしょうか。認知症になってしまうと正常な範囲内のもの忘れとは異なる特有の症状が出現します。それは、ある一部分だけ記憶からすっぽりと抜けてしまうという症状です。「今日の朝食は何を食べましたか?」という質問に対して、食事メニューは忘れていても食事をしたこと自体は覚えているのは、もの忘れです。しかし、認知症のほとんどは食事をしたことを忘れてしまうのです。数日前に行った食事会や旅行など、行ったこと自体を忘れてしまいます。また、何十年と続けてきた家事ができなくなったり、趣味に一切興味を示さなくなるなど、人それぞれ違った症状が出ることもあります。