認知機能「計算能力」とは?
認知機能の中でも衰えが最も顕著に現れる計算能力!
計算能力は、計算する力のことをいいます。学校で習う算数や数学といったときに使われることが多いのですが、時計を見る、ショッピングをする、予定までの時間配分を考えることにも計算能力は必要となります。そのため、認知機能が衰えてくると、買い物が上手にできない、お金の管理ができない、約束の時間に目的地までたどり着けないなど、さまざまな支障があります。認知症の検査においては、計算力も判断基準として採用されています。認知機能検査であるMMSEテストには、簡単な計算問題が含まれています。
認知機能が衰えると、スーパーやコンビニの買い物で合計430円になります!と言われても、小銭を何枚出していいのか分かりません。一万円札や千円札ばかりを出してしまうことから、お財布に入りきらないほどの小銭が溜まってしまう方がいます。計算能力は、認知機能の中でも早い段階から衰えが出現するといわれています。簡単な計算やレジでの支払いに時間がかかるようになったら注意が必要です。